今回インタビューをさせていただいたのは、リベルテ社会保険労務士事務所の渡邉朋宏さん。
社労士になられる以前に、民間企業・官公庁・起業をされており、その経験を活かした多角的な視点での経営・労務コンサルティングを強みとされている社労士さんです。
プロフィール
名前 | 渡邉 朋宏 |
事務所名 | リベルテ社会保険労務士事務所 |
生年月日 | 1985年1月29日 |
出身地 | 東京都杉並区 |
社労士歴 | 10カ月(2023年12月時点) |
趣味 | ボクシング、読書、美味しいものを食べること |
尊敬する人物 | 母 |
HP | https://liberte-sr.jp |
特徴
- 民間企業・官公庁・起業を経験した社労士による多角的な視点からの経営・労務コンサルティング
- 営業時間外も対応可能、迅速なレスポンス
- スタートアップや50人未満の中小企業の案件が得意
対応業務
- 経営・人事・労務コンサルティング
- 給与計算・保険手続き
- 就業規則・人事評価制度
- 助成金申請
- ハラスメント対応
- 採用コンサルティング
得意な業種
- スタートアップ
- IT
- 飲食
社労士になったきっかけ
社労士になられたきっかけを教えてください。
渡邉さん:実は私、最近まで社労士以外にもIT企業の役員をやっていたんです。そこでは会社の経理や労務、法務といったいわゆる裏方の業務を担当していました。
業務を通じて色々な経営者の方とやり取りをしていく中で、多くの経営者が事業ですごいパワーを発揮している一方で、裏方の部分にはあまり気を配れておらず、雑然とさせてしまっているなという印象を受けました。
そういった裏方の部分を私がサポートすることができれば、経営者の方々はより自分の事業に集中できるのではないかと考えて社労士を目指すことにしました。
いくつかある士業の中で、なぜ社労士なのか、詳細はこの後お話しますが、これまでの経歴において、労働関係の業務に携わった経験があったからです。
これまでの経歴
これまでの経歴について教えてください。
渡邉さん:2007年に大学を卒業した後、中古車販売会社に就職しました。
私の配属先ではパワハラなどが横行していて、そういった労働環境に長く身を置くのは自分のためにならないと考え入社3ヶ月で退職をしました。
当時はまだ新卒第一主義で「新卒で良い会社に入らないとダメだ」といった風潮が強かったため、「福利厚生の充実した場所で安心して働くことは、自分には一生無理なのか」と悩みました。
色々考えた末、母より「公務員であれば、今から勉強をして試験に合格しさえすれば、安定的に働く道に進めるよ」というアドバイスを受け、派遣や契約社員で働きながら公務員試験に挑戦してみることにしました。
最初は人材紹介会社で営業の仕事をし、その後人材派遣会社でスーパーバイザーとして勤務しました。
しかし当時はリーマンショックの影響もあり、契約打ち切りとなり失業しましたが、公務員を目指すという目標を実現するために、日雇いの仕事をしながら勉強を続け、2010年試験に合格し、2011年から市役所で働き始めました。
なかなかハードなキャリアのスタートですね。
渡邉さん:そうですね。キャリアの序盤で悩んだ経験があったからこそ、働く環境の大切さや安定的な雇用の重要さについて、人よりも早く考え始めるようになったんだと思います。
市役所では、障害福祉課と都市計画課の2つを経験しました。市役所での業務はルーティンワークが多いので、前職の時に比べ精神的な余力が持てるようになりました。
そんな時に「労働組合の活動に参加してみない?」と当時の労働組合の役員から声をかけてもらいました。
これまでの経験から労働に関する問題に興味があったので、市役所の中の労働組合の活動に参加することにしました。
それが思っていた以上に楽しくて、最終的には市役所の枠を越えて、日本労働組合総連合会東京都連合会(通称:連合東京)の青年委員の副委員長を担当しました。
しかし、公務員として働いていくうちに仕事は安定している反面、法律や条例の改正、つまり他人の影響により自身の給料や雇用が左右されるということに不安を覚えるようになりました。
そして、これからは自分の力だけでも生きていけるようになりたいと考え、2019年に転職を決意しました。
転職先は、従業員5人程の医師の人材紹介会社に入社しました。
経験があった営業力を伸ばすことができた他、経営も学ぶことができました。
少人数会社のため、社長との距離が近いことが大きなメリットだったと感じます。
そして、その経験を活かし、冒頭お話したITの会社を2021年に起業した、というのが社労士になる前の私のキャリアです。
大手企業から中小企業、官公庁の業務から日雇いの仕事まで、様々な雇用形態・業種を経験をしました。
こういったキャリアも含めて「社労士っぽくない」なんて言われることも多いんですけど(笑)。
でも、こういった経験がある私だからこそ、様々な立場・目線から、経営者・従業員双方を重んじたご提案ができると考えています。
特にこれから起業を考えている方、起業したばかりの方には、私が経験した成功例、失敗例も含めて色々お話できることが多いと思います。
リベルテ社会保険労務士事務所の特徴
リベルテ社会保険労務士事務所さんの特徴を教えてください。
渡邉さん:スタートアップ企業に必要な労務と経営をサポートして、企業の成長を促していくということを目標にしてます。
一般的に社労士を探すタイミングというのは、経営している会社でアクシデントが起きた時や、事業が成長してきて従業員が増え始めた時が多いかと思うのですが、それではちょっと遅いと私は考えています。
起業し、事業がある程度大きくなって人を雇ったけど、社会保険も雇用保険も用意できていなかった、という経営者の方は一定数いらっしゃいます。
雇用された側も「そういったことは会社がきちんと用意してくれているだろう」と信頼しており、しばらく働いてみてそういった用意がなかったということに気がつき、トラブルに発展することもあります。
こういったトラブルは当事者間だけにとどまらず、外部からのイメージダウンにもつながるので、会社にとっては大きな損失になります。
これから会社を立ち上げて、アルバイトであっても誰かを雇う予定を計画しているのであれば、 その段階から私にぜひご相談ください。
リベルテ社会保険労務士事務所では、スタートアップ企業に特化した情報提供・サポートに注力しています。
社労士としてのやりがい
社労士をしていてやりがいを感じるのはどんな瞬間でしょうか。
渡邉さん:開業してすぐにお仕事をさせていただいた企業様が、まさに先ほどお話したような裏方にまで手が回っていない状態の企業様だったんです。
それに対して、いきなり大きな提案をするのではなく、小さなサポートを一つずつ積み重ねた結果、その企業のルールやシステムが確立され、職場環境も徐々に改善されていきました。
最終的には「本当に働きやすくなった」というお言葉を従業員の方からもいただくことができ、この瞬間に「社労士になって良かったな」と強く感じました。
もちろん企業様の努力があってこその結果ではあるのですが、自分が社労士を志した時のイメージが実現されて、自分の考えは間違っていなかったんだなと自信につながりました。
社労士の大変なところ
社労士というお仕事で大変だなと感じるのはどういったところですか。
渡邉さん:リベルテ社会保険労務士事務所では公式LINEアカウントを持っていて、事務所の営業時間外であってもLINEからであれば私が寝ている時以外は連絡が取れます、と案内をしています。
そういった案内をしているので当然ではあるのですが、想定以上に営業時間外のお問い合わせやオンラインでの打ち合わせ依頼が多くてですね。そちらへの対応が業務時間の多くを占めるので、それが少し大変ですね(笑)。
寝てる時以外ですか!?それはすごく大変そうですね…
渡邉さん:この文言はちょっと笑いのネタのつもりで入れたんですけど、でも実際寝てる時以外は対応しています。
あとは、ケガとか入院をしていなければ(笑)。
悩んでいることがすぐ解決できるのであれば、これほど助かることはないと私自身がサービスを受ける時に感じることがあるため、これからもこの体制は続けていくつもりです。
営業時間外でも相談できるという点は、企業様にとって大きなメリットだと実感しています。
事実、私のところに社労士替えを検討して来られる方が、今の社労士に対して抱いている不満で一番多いのは「レスの遅さ」なんです。
このことからも、早いレスポンスは信頼に直結するものだと私は信じています。
特に起業の準備中や起業したての時期は事業の方針が1日くらいの短い期間で変わってしまい、それに併せて手続きを変更しなければいけないことは珍しくはありません。
ですので、スピード感のあるレスポンス・情報共有は、スタートアップ企業が社労士を選ぶ時に特に重視すべきポイントだと思っています。
もちろん大変なことではありますが、お困りごとを早く解決させることで、その分経営者は事業に集中できるようになると思います。そのためにもこれからも頑張って続けていきますよ。
読者の皆さまへメッセージ
読者の皆さまへメッセージをお願いします。
渡邉さん:今なにかお困りごとがあるなら、私と一度お話しましょう!相談の内容が具体的に固まっていなくても「ちょっと困ってるんだよな」くらいでも大丈夫です。
私と少しお話して解決できたのであれば、お支払いは特にいただきませんし、もし私のこと気に入ってくれて、もうちょっと話したいなって思っていただけたのなら、その時に改めてご契約をいただければと思います。
まず、本当に困っていたら迷わず連絡をください。24時間以内にはご返信いたします。
LINEでも構いませんし、LINEがお好きでなければお電話でも。お問い合わせお待ちしています。
※繰り返しになりますが、寝ている時は連絡できませんのでご容赦ください。