今回インタビューをさせていただいたのは、真田直和社会保険労務士事務所の真田直和さん。
これまでの人材問題の解決実績は40,000件以上!大阪のおすすめ社労士10選にも選ばれた、経験豊富な社労士さんです。
プロフィール
名前 | 真田 直和 |
事務所名 | 真田直和社会保険労務士事務所 |
生年月日 | 1973年1月5日 |
出身地 | 大阪府 |
社労士歴 | 業界歴27年・社労士歴23年 |
趣味 | ゴルフ |
尊敬する人物 | 織田信長 |
HP | https://www.nsanada-sr.jp |
特徴
- 人材問題の解決実績40,000件以上!豊富な事例でお悩みを解決
- 対応はすべて代表自らで行います。迅速なレスポンスが好評
- お客様ファーストの具体的で分かりやすい説明・提案
対応業務
- 人事・労務コンサルティング
- 労務問題
- 就業規則・人事評価制度
- 助成金申請
- 企業研修
得意な業種
- 製造業
- システム開発
これまでのキャリア
これまでのキャリアについて教えてください。
真田さん:大学時代は法学部に在籍していて、卒業後は士業に就きたいなと考えながら就職活動をしていました。その時に社会保険労務士事務所に出会って、就職すると同時に資格を取ろうと考えたのが社労士になったきっかけです。
大学卒業後は社会保険労務士事務所を併設する労働保険事務組合に入社し、そこでは最初にクライアントを訪問するサービス営業的な役割を3年ほど経験しました。
具体的な業務内容は、電話では説明しづらい内容を直接お伺いして説明したり、新しいサービスができたらそれを営業しに行ったり、顧問料の集金に伺ったりといった感じで、とにかくお客様に直接会ってたくさんお話をした期間でした。
顧問料の集金に行くと、支払いを渋ったり、「このまま契約を続けるか悩んでるんだよね」と仰ったりする方がたまにいらっしゃるんです。
そういったクライアントのお話をよくよく聞いてみると、クライアントの不満は提供しているサービス自体ではなく、「事務所の電話対応が良くない」や「担当者のミスが多い」といった人的な部分に集中しているということが分かったんです。
良いサービスだったとしてもそれを提供する人の印象のせいで、サービス自体の良さを実感してもらえないのは、とてももったいないことだなとその時気がついたんです。
クライアントの声をたくさん聞いてこの気づきを得られたことが、この営業をしていた期間の大きな財産だったと思っています。
まさに足で稼いだお客様の声やご意見が、以降のキャリアを形成したんですね。
真田さん:2004年には、もっと社会保険に関する業務に注力できるような体制をつくるために、グループの社会保険労務士法人を立ち上げ、そこの代表社員に就任しました。
そこでは残業・解雇など従業員とのトラブルを1日で何件も解決し、年間で100件以上を超える就業規則を作成、約15,000人規模の会社から3人の中小企業まで様々な規模・業種の企業様100件以上に人事制度設計のコンサルティングを行いました。
社会保険労務士法人時代はこのような規模感・スピード感で40,000件以上の人に関するトラブルを解決しましたが、たくさんの企業様とお仕事をする中で、問題が起きてからではなく未然に防ぐお手伝いができないかと考えるようになりました。
そういった経緯があり、2017年に社労士法人代表社員を退き、現在の事務所を開設しました。
真田直和社労士事務所の特徴
真田直和社労士事務所さんの特徴を教えてください。
真田さん:いわゆる社会保険労務士が得意にしている手続き業務を、真田直和社会保険労務士事務所では一切行っておりません。
私はお仕事をいただいているクライアントの皆様に対して、私自身が全力で担当をさせていただきたいと考えていて、そのために業務内容をコンサルティングに絞らせていただいています。
担当が複数いると、どうしても人的サービスの質に差が出てしまいますので、クライアントの皆様に同じレベルでの手厚い対応をするためには、全ての工程で私自身が対応するのが1番だと考えています。
ホームページではコラムを高頻度で投稿されていますし、YouTubeチャンネルもお持ちなんですね。
真田さん:コラムには極力データや数字的な根拠を盛り込むようにしています。
例えば、私が前職時代にクライアントに対して定期的に行っていたアンケートの結果や、民間の調査会社からリリースされている調査報告などです。
同じテーマでコラムを書くにしても、データがあるのとないのとでは、読者への説得力が大きく変わりますから。
世の中に経営者に向けたデータというのは溢れていますが、そこの中から自分に必要なものを選ぶ作業って難しいですよね。
私のコラムで扱うデータは中小企業の経営者にとって有益なものに絞っていますし、私の長年のキャリアで培った 40,000件のデータをお見せできるのは経営者の方にもメリットに感じてもらえると思います。
YouTubeについては、今事務所を1人でやっているので、発信力を補うために始めました。とはいっても趣味みたいなものですけどね。撮影も編集も私がやっています。
これまでの長いキャリアの中で、コラムだったり記事だったりをたくさん書いてきていたので、それらを今の人たちに見てもらいやすい形で再編集・再発信しているといった感じです。
社労士としてのやりがい
社労士をしていてやりがいを感じるのはどんな瞬間でしょうか。
真田さん:社労士は無形のサービスを提供する仕事なので、お客様との信頼関係が何よりも大切だと考えています。
ですので、お客様から「他の方に聞いても答えが出なかったのに、真田さんに聞いたらよく分かった。助かりました。」といったお言葉をいただいて、私のことを信頼してくれているんだなという実感が得られた時に、この仕事をやっていて良かったなと思いますね。
実は私、自分の仕事は一種のサービス業だと認識しているんですよ。というのは、お客様に喜んでもらうこと、人の役に立つことが一番の大義で、その大義を果たすために、私の知識や経験を活用しているというイメージです。
自分の知識や経験をサービスとしてお客様に提供して、お客様に喜んでもらったうえで確かな信頼関係を構築するというのが仕事のやりがいであり、これからも目指し続ける姿です。
社労士の大変なところ
社労士というお仕事で大変だなと感じるのはどういったところですか。
真田さん:やはり人に関する仕事ですし、たくさんの案件に携わらせていただいていると、感謝されることもあれば、100%相手の期待に応えることができなかったということも何度かあります。
そういった案件を終えた時に「まだまだ自分には経験が足りていないんだな」とか「もう少し良い伝え方があったんじゃないかな」と反省することがいまだにありますね。
長いキャリアの中で、たくさんの事例を見てきたつもりでも、完璧になれるわけではないというのが人に関わる仕事の難しさ・大変さだと思います。
仕事をするうえで大切にしていること
お仕事をされるうえで大切にされていることを教えてください。
真田さん:基本的には僕があまり喋らないでお客様に喋ってもらうように心がけています。
そうは言っても、お客様にいきなり「喋ってください」とお願いしても快くお話してもらえないので、私からの問いかけもしますけど、基本的にはお客様からお悩みやご相談ごとについてお話いただくのが大切だと考えています。
それをしっかりと受け止めたうえでアドバイスに広げていくという相談スタイルですね。
お話をじっくり聞かずにご提案をしてしまうと、自分では良い提案だと思っても、お客様にとっては実は余計な情報だったということはあり得ますからね。
皆様お忙しいですし、受け取れる情報にもキャパシティがありますから、必要な情報だけを的確にお伝えするために、まずはしっかり傾聴することを大切にしています。
読者の皆さまへメッセージ
読者の皆さまへメッセージをお願いします。
真田さん:私は「企業は人の体調と同じ」だと考えています。いよいよ体調が悪くなってから病院に行くより、「あれ?なんか調子悪いな」というタイミングで病院に行く方が絶対に良いですよね。
それと同じで、ちょっとした違和感や不安が生じた時に、とにかく一度私に相談してみる。そういうふうに頼っていただけると良いんじゃないかと思います。
もしその内容が、私の事務所の担当業務外であったとしても、その業務が得意な他の方をご紹介することもできます。
相談先が分からず、自分でたくさん調べ物をしている間に事態がどんどん悪化してしまうということが一番もったいないので、ぜひお気軽にご相談ください。