今回インタビューをさせていただいたのは、浅野社会保険労務士事務所の浅野 泰さんです。
ご自身の生まれ育った土地・柏原に事務所を構え、周辺の企業様の労務パートナーとして活躍されています。
プロフィール
名前 | 浅野 泰 |
事務所名 | 浅野社会保険労務士事務所 |
生年月日 | 1979年6月28日 |
出身地 | 大阪府柏原市 |
社労士歴 | 8年(平成28年開業) |
趣味 | クラフトビールを飲む事、自己啓発本やビジネス書を読む事。 |
尊敬する人物 | 祖父 |
HP | https://asanoshakaihokennroumushijimusho.com/ |
特徴
- 親しみやすい人柄で気軽に相談できる労務パートナー
- 会社の特色に合わせたソリューション提案
- 複数の企業で培った人事・労務のキャリアと多様な知見
対応業務
- 人事・労務コンサルティング
- 給与計算・労働・社会保険手続き
- 就業規則
- 助成金申請
これまでのキャリア
これまでのキャリアについて教えてください。
浅野さん:大学を卒業してから、とある健康保険組合に入社し、そこでは3年間健康保険の業務に従事しました。
その後、社労士事務所で社労士として働いた後、社員数300人ほどの労働集約的なサービス業の企業で人事総務部長を務めたり、地方自治体のPR企業などで勤務したり、税理士事務所で税理士補助をする等、何度か転職をして、 多様な業種での人事・労務の経験を積みました。
そして、平成28年に現在の事務所を立ち上げました。
社労士を目指すようになったのは、どのタイミングだったのでしょうか?
浅野さん:1社目の健康保険組合に入ってすぐですね。当時、健康保険や関連する知識が全く無くて、業務を進めるうえで難しさを感じることが多々ありました。さすがに、自分で勉強しないといけないと思い立って、当時の業務との関連性が高かった社会保険労務士の資格取得のための勉強を始めました。初任給を使って資格取得のための講座に申し込んだのを覚えているので、本当に入社してすぐのことだったと思います。
転職の目的は人事・労務の経験を積むことだったと思いますが、就職先を選ぶ基準などあったんでしょうか?
浅野さん:1回目の転職活動では、社会保険労務士の資格を活かせると思い社労士事務所を選びました。
2回目の転職では、これまでの知識を活かして実際に企業で直接労務管理がしたいと思い企業の人事や総務の仕事を探しました。
それ以降の転職は、これまで経験したことないことに挑戦できるかどうかという基準で企業を選んでいたように思います。
新しいことへの挑戦や知らないことを自ら学習する姿勢を大切にされているんですね。
浅野さん:そうですね。新しいことを経験すること、知らないことを学習することは好きですね。そんな性格からか、社労士資格以外にもたくさんの資格を持っています。
今、所有している資格は、キャリアコンサルタント、2級ファイナンシャルプランニング技能士、個人情報保護士、情報セキュリティマネジメント試験、ITパスポート試験、簿記3級、ビジネス会計3級、年金アドバイザー3級、3級ウェブデザイン技能士、色彩検定3級、ビアテイスター、日本ビール検定2級、マインドフルネススペシャリストなどです。
社労士業務に関連するものもあれば、関係がないようなものもありますが(笑)。
浅野社会保険労務士事務所の特徴
浅野社会保険労務士事務所さんの特徴を教えてください。
浅野さん:浅野社会保険労務士事務所は私ひとりで運営している事務所なので、気楽にやらせていただいています(笑)。
お客様ともクライアントと社労士のようなかしこまった感じではなく、 楽しい雰囲気でわちゃわちゃ雑談をしながらお仕事させていただいています。
ご担当されているクライアントさんは、どんな会社様が多いですか?
浅野さん:従業員30名くらいまでの企業様が、ほとんどです。業種については特に傾向はなく、幅広い業種の企業様とお仕事させていただいています。
事務所を構えられている柏原市は、浅野さんの地元なんですか?
浅野さん:はい、そうです。生まれも育ちも大阪の柏原市です。
以前、自治体のPR活動の仕事をしていた際に、それは地元の柏原市のPR活動ではなかったんですが、地域ごとに様々な魅力があることや、地域が一丸となって協力する熱気みたいなのを実感する機会がありました。そのことをきっかけに、自分の生まれ育った柏原での開業を決めました。
社労士というお仕事のやりがい
社労士をしていてやりがいを感じるのはどんな瞬間でしょうか。
浅野さん:一緒にお仕事をしている経営者の方が、その会社の将来について「こんな会社にしていきたい!」といったような、熱いお話をしてくださった瞬間です。人事や労務管理の分野って、会社の長期計画のうちの所詮 一つにすぎないのに、それにもかかわらずそういう夢を語ってもらえるというのは、私のことを信頼してくれている証なのかなと嬉しくなります。
また、そういった大きなビジョンを共有していただけると、それを実現するために、こういった補強をしていきましょうとか、こういった助成金がありますよ、というような先回りした提案が私もできるようになり、企業にもプラスになることが多いという印象ですね。夢を語っていただけるような関係性を築くことは、双方のメリットにつながると実感しています。
社労士というお仕事の大変さ
社労士というお仕事で大変だなと感じるのはどういったところですか。
浅野さん:この仕事をしていると結構多いシチュエーションにはなるんですが、「ただ助成金だけがほしい」というご依頼をいただいた時ですね。助成金は企業経営にとって、もちろん大切です。活用できるものはしっかり活用して、企業の成長に役立てていただきたいと考えていますが、中にはただお金がもらえる仕組み程度に考えている方がいらっしゃるのも実情です。 もちろんそういった場合でもお話は真摯に伺います。当初の目的が助成金の獲得だったとしても、その過程で人事・労務環境が改善され、結果企業のプラスに転じたということもありますので。助成金を活用するために必要な改善ポイントなどをご説明しても最初は取り合ってくださらない方も最終的には皆さんこちらの提案を聞き入れてくださいます。
ただ、ごく稀に最後まで抵抗される方もいて。そうなるとこちらもお力にはなれなくなってしまうので、そういった時には無力さを感じて悲しくなってしまいますね。
お仕事をするうえで大切にしていること
お仕事をされるうえで大切にされていることを教えてください。
浅野さん:「嘘をつかない」ということです!
たとえば、クライアントに言い難いことであっても 、誤魔化したりせずに真実を伝えるようにしています。もちろん、言い方や言葉選びは最大限工夫しますけどね(笑)。それでも、本当のことを伝えることが絶対クライアントのためになると信じていますし、こちらが変に気を遣ったことで経営判断に良くない影響を与えるようなことはあってはいけませんから。
これは自分がミスをしてしまった場合でも同じです。不必要な言い訳や取り繕った弁明は、クライアントにとってなんの役にも立ちませんよね。どういった原因・背景で起きてしまったミスなのか、今後どう改善するのかきちんとご説明するように心がけています。
嘘をつかず正直に接することが、最終的にはクライアントの利益になると信じています!
読者の皆さまへメッセージ
読者の皆さまへメッセージをお願いします。
浅野さん:浅野社会保険労務士事務所では、中長期的な目線で事業計画をされている夢をもった経営者の方とお仕事をさせていただきたいと思っています。そういった経営者・企業様をサポートすることで、私も一緒にワクワクしながら成長をしていきたいです! 人事・労務のことはもちろんですが、それ以外のこともわちゃわちゃ話せるような事務所だと思いますので、そういったパートナーをお探しの方は、ぜひお気軽にご連絡ください。
また、将来的には、人材育成などにも力を入れていきたいと考えておりますので、「会社を大きくする為にこういう人材を育てたい!」など人材育成についてのお話も気軽にさせていただけたらと思います。