今回インタビューをさせていただいたのは、熊谷綜合労務事務所の熊谷知直さん。
人事評価制度や社員研修といった人材面でのサポートで、数々の企業の業績アップに貢献されている社労士さんです。
プロフィール
名前 | 熊谷 知直 |
事務所名 | 熊谷綜合労務事務所 |
生年月日 | 1972年9月10日 |
出身地 | 愛知県 |
社労士歴 | 社労士事務所スタッフ3年、独立開業17年 |
趣味 | 北海道内および国内旅行。 道内の道の駅127カ所制覇!47都道府県制覇まであとわずか! |
HP | https://srs-tk.info |
特徴
- 業績アップ(攻め)と労務リスク対策(守り)の両面で経営をサポート
- お客様との温度感のあるコミュニケーションを大切にします
- 社員研修と人事評価制度を通じて、業績アップを支援
対応業務
- 人事・労務コンサルティング
- 給与計算・保険手続き
- 就業規則・人事評価制度
- 助成金申請
得意な業種
- こども園・保育園・幼稚園
- 小売業
- サービス業
社労士になったきっかけ
社労士になられたきっかけを教えてください。
熊谷さん:会社員時代には全国展開をしている小売業の会社に勤めていました。
当時はお店の開店時間から閉店時間まで勤務するのが当たり前で、お店は365日営業をしているものですから、自分のお休みの日であってもセールが近ければ売り場の様子を見に行きつつ応援に入ることも少なくありませんでした。
決して義務ではなかったんですけど、行かざるを得ないというような圧力みたいなものがあって。
そういった環境で働いているうちに、「労働ってなんなんだろう」「働くってどうあるべきなのか」といったようなことを深く考えるようになり、同時に自分の将来についても改めて考え直すようになりました。
いずれはなにかしらの資格を取得したいなと調べを進めている時に、 普段から興味のあった「働く」ことを生業にしている社労士という職業の存在を知ったんです。
この資格を取って、かつて自分と同じように働く環境で悩んでいる人に貢献をしたいと思い勉強を開始。
30歳の時に試験に合格、3年間札幌市内の社労士事務所でスタッフとして働き、33歳の時に独立開業をしました。事務所は今年で18年目になります。
ご出身の愛知県ではなく、札幌で開業をされた理由はなんですか?
熊谷さん:札幌には会社員時代の転勤がきっかけで住み始めたのですが、実は私、もとから北海道という土地が好きで、学生時代も年に1度くらい旅行で訪れていた場所だったんです。
会社を辞めた後も離れることができず、大好きな北海道で地元の皆様のお役に立ちたいと考え、札幌での開業を決めました。
熊谷綜合労務事務所の特徴
熊谷綜合労務事務所さんの特徴を教えてください。
熊谷さん:社労士に通常求められている人事・労務業務のアウトソーシングや労務問題のリスクヘッジといった役割だけではなく、せっかくお仕事をいただいている会社様に、業績を上げるというかたちでさらに貢献をしたいなと常々考えています。
そのために社労士ができる方法として、人事評価制度や社員研修といったサービスを提供し、従業員のやりがい・モチベーションや職務施行能力を向上させることによる業績アップのお手伝いに注力しています。
そうすることで、企業様にお支払いいただいている委託料以上のものをご提供することができ、企業様にも満足していただけると考えています。
委託していただいている会社様を「攻め=人事面からの業績アップ」と「守り=長年の経験で培った労働トラブル解決力」の両面でサポートできるのが熊谷綜合労務事務所の強みです。
また、最近ではこども園・保育園・幼稚園といった業種の会社様からお仕事を多くいただいています。
始めからそういった業種に絞っていたというわけではなく、何社か同じ業界の会社様のお仕事をさせていただく中で、この業界特有のリスクへの知見だったり、それに対する対処の事例を積み重ねることができました。
それに伴って、こども園・保育園・幼稚園業界に強いという認知が、業界の中で徐々に広まっていき、今では多くの同業種の企業様からご相談をいただくようになったという次第です。
お仕事をするうえで大切にしていること
熊谷綜合労務事務所さんが大切にされていることを教えてください。
熊谷さん:大切にしているのは、経営者の方とは出来るだけ定期的にお会いして直接お話しをするということです。
最近ではオンラインでの打ち合わせが主流になっているかと思いますが、基本的にはそれらも顔と顔を合わせながら実施するように心がけています。
なぜなら、直接会ってお話しをする時に生まれる「雑談」の中に、社労士として経営者の方のお役に立てるチャンスがたくさんあるからです。
雑談をしていると、経営者の方が気がついていないお困りごとや、いずれトラブルに発展してしまいそうなリスクが見えてくることがあります。
潜在的なニーズにいち早く気づいて先手のご提案をするのに雑談は有効な手段なんです。
経営者の方に「お困りごとがあったらいつでも相談してください」とご案内をしても、ご自身が悩みに気がついていなかったり、気がついていても「こんなことでわざわざ呼び立てて良いのかな」という風にお考えになることも多いかと思います。
ですので熊谷綜合労務事務所では、定期的にお会いする約束を積極的につくって、直接お話しをする時間を大事にしています。
お仕事をしていて喜びを感じる瞬間
このお仕事をしていて喜びを感じるのはどんな瞬間ですか。
熊谷さん:先ほどお話したように、お客様と直接会ってお話をしていると、会社経営の相談を超えて個人的なことやご家族に関するご相談をいただくことが多々あります。
そういった時に「こんなにプライベートなことを打ち明けてくれるほど私のことを信頼してくれているんだなと」嬉しくなりますね。まあ、社労士の立場からは解決してあげれないことも多いんですけどね(笑)。
お客様との繋がりが強くなっているんだなとしみじみ感じます。「直接会ってお話しをする」という私のポリシーは間違っていないんだなという実感にもなっています。
社労士の大変なところ
社労士というお仕事で大変だなと感じるのはどういったところですか。
熊谷さん:人事評価制度や社員研修、労務相談といった「人」にかかわる内容の扱っているので、十人十色といいますか、同じサポートをご提供しても上手くいく場合とそうでない場合とが常にあるので、正解がないということにやはり難しさを感じますね。
ですので、社労士は正解を出すというよりは、最適解を探る仕事なのだと思いますね。税理士さんの知り合いからは「よくそんな難しい仕事をやれるね」と言われるほどです。
でも、正解がないから難しいと感じる反面、やりがいというかこの仕事を続ける理由の一つにもなっているとも感じますね。
読者の皆さまへメッセージ
読者の皆さまへメッセージをお願いします。
熊谷さん:私も人を雇用して、小さいながらも事務所を経営する経営者の一人です。経営者は孤独な存在だということを、私自身日々感じているところです。
経営者同士でしか共感できない悩みもあるかと思いますので、相談相手がほしいなと感じられている方のお役に立てたら嬉しいですね。
また、熊谷綜合労務事務所では「直接会ってお話しをすること」を大切にしております。
北海道内であればこちらから伺えますので(むしろ道内の色んな場所にお仕事で行きたいので)、北海道内の企業様からのお問合せをぜひお待ちしております。